11/01/04 12:03:29
サッカー:鄭夢準氏、FIFA副会長のイス守れるか
鄭夢準・前ハンナラ党代表落選なら国内での政治力に影響も
選挙は6日、カタールで実施
ヨルダン王子の出馬でピンチに
W杯招致失敗に続き今回も落選すれば、韓国サッカー界にも大打撃
今月6日にカタール・ドーハで実施される国際サッカー連盟(FIFA)副会長選挙をめぐり、
5選を目指す鄭夢準(チョン・モンジュン)前ハンナラ党代表がピンチに陥っている。鄭前代表は
1994年にFIFA副会長に初当選し、現在まで4期にわたり同職を務めている。今回の選挙は当初、
鄭前代表の単独立候補が予想され、5選は確実とみられていたが、昨年末にヨルダンのアリ・
ビン・アル・フセイン王子(36)が立候補を表明。昨年12月上旬の2022年ワールドカップ
(W杯)開催国決定投票で、中東カタールに敗れた鄭前代表側は、今回の選挙が再び「韓国対
中東」の対決となったことに緊張感を強めている。
こうしたムードを反映するかのように、鄭前代表の集票活動も活発化。昨年12月末には、
アジア・サッカー連盟(AFC)に加盟する46カ国・地域の一部を行脚したのに続き、3日未明
には、選挙が行われるカタールに向け早くも出国した。鄭前代表側は、「中東地域の一部の
加盟国がアリ王子を支援する可能性があるため、早めに出国して得票を訴える」と説明。事実、
世界のサッカー界では、「FIFAのブラッター会長と中東の一部の国家が、アリ王子を支持
している」との話も一部で聞かれるという。
今回のFIFA副会長選挙が、鄭前代表の韓国国内での政治力に影響を与える可能性がある点も、
鄭前代表にとっては悩みの種だ。鄭前代表は、02年W杯(韓日大会)の成功で大きな人気を集め、
同年の大統領選挙で強力な候補として浮上したが、W杯招致失敗に続き、今回の副会長選でも
落選すれば、次期大統領選に向けて大きなマイナスとなることは否めない。鄭前代表の側近は、
「一歩間違えば、FIFAが『政治家・鄭夢準』の足かせになりかねないだけに、今回の選挙に
全力を尽くしている」と語った。
崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者
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