11/01/02 16:25:15
韓日外交、「本」問題解決してこそシャトル外交可能に
【東京2日聯合ニュース】ことしの韓日外交には、「本」に関する2つの問題が待ち受けている。
ひとつは「朝鮮王室儀軌」(朝鮮王朝時代の祭礼や主要行事を絵や文で記録した書物)の返還、
もうひとつは日本の中学校社会科教科書の検定だ。
朝鮮半島に由来する文化財の返還は、昨年末に解決されるべき問題だった。
韓日首脳は昨年11月の会談で、朝鮮総督府を経由し日本に持ち出された図書1205冊を
韓国に返還することで合意し、協定を結んだ。菅直人首相は先月3日まで開かれた臨時国会で、
この協定が承認されるよう望んでいたが、与野党の攻防により承認は見送られた。
日本政府は、今月末の通常国会開会後、最大限迅速に国会承認を進める計画とされる。
野党の自民党も党論としては反対でないため、承認の可能性は高そうだ。
だが、自民党内部で一部反対があるうえ、与野党の対立がさらに激化すれば、
承認が後回しにされる懸念も残る。承認されれば、半年以内に朝鮮王室儀軌が韓国に戻る可能性もある。
韓日外交におけるもうひとつの難題は、独島(日本名:竹島)記述をめぐる日本の中学校社会科教科書の
検定問題だ。文部科学省は昨年3月末の小学校教科書検定で、5年生の社会科教科書全体に
独島を自国領とした地図を挿入した。ことし3~4月には中学校の教科書検定結果を発表する計画だ。
日本は自民党政権だった2006年に教育基本法を改正し、「わが国と郷土を愛する」という
「愛国心条項」を盛り込んだ。2008年3月には、愛国心教育をより強調する修正を加えた
小・中学校の新たな学習指導要領を告示した。
これに基づき、初めて出された教科書が昨年3月末に検定を通過した小学校教科書で、
2番目がことし3月までに決定される中学校教科書だ。保守化の影響を避けられないのは
火を見るよりも明らかだが、韓国の関心は独島問題を含めた日本の歴史認識がどう表現されるか
という部分に集まりそうだ。
日本はすでに2008年7月に出した中学校社会科の学習指導要領解説書で、
独島領有権問題を提示しているため、現在のところ見通しは暗い。
出版社は文部科学省の学習指導要領と解説書に基づき教科書を製作するため、
すでに大半の教科書がこの解説書に従い、独島を日本領とひときわ明確に記載する方針を固めたとみられる。
こうした教科書が検定を通過すれば、菅首相が昨年発表した韓国併合100年の談話で好転した
韓日関係も急速に冷え込むと懸念される。日本が望む韓日シャトル外交(首脳の相互訪問)も
暗礁に乗り上げかねない。
政権の業績のひとつとして韓日関係の好転を挙げる菅内閣は、「過去の本」である朝鮮王室儀軌の返還により、
李明博(イ・ミョンバク)大統領の訪日を早め、韓日の経済連携協定(EPA)交渉再開の道を開きたいようだが、
「現代と未来の本」である中学校教科書が対立を教える限り、韓国の世論は軟化しない。
聯合ニュース 2011/01/02 16:11 KST
URLリンク(japanese.yonhapnews.co.kr)
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