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湖南省で売春のためにサウナで働かされていた少女が助け出され、この事件に
関わった7人の男の裁判が始まったが男たちの勝手な理屈と言い分で裁判が混乱
しているという。事件のあらましと裁判について各紙で報道されている。
2006年10月1日、遊びに出掛けた11歳の楽楽は翌日になってようやく家に帰って来た。
心配で一睡もできなかった両親に楽楽は、同級生の家で宿題をしていて帰らなかった
と説明したが、実は1日の夜にスケート場で知り合った17歳の少年に強姦されていた。
10月3日、楽楽は「アルバイトに行く。本当は行きたくないけど行かなきゃいけない。
必ず帰るから」と短い書き置きを残して黙って家を出た。両親は心配し写真入りの尋ね
人のチラシを配り楽楽を探したが行方はわからなかった。
ところがある日、楽楽に良く似た女の子がサウナで働いているという情報がもたらされた。
両親はそのサウナ”柳情縁休閑屋”に通い10日目にしてようやく楽楽を発見し、12月20日
に愛娘を救いだすことができた。楽楽はサウナで売春を強制させられ、わずか3ヶ月
足らずの間に100人以上の客を取らされていた。楽楽は精神的な後遺症のほかすでに
重い性感染症にかかっており、医者の話しでは将来的に生殖器のガンにかかる可能性が
高く、不妊または妊娠しても奇形児が生まれるかもしれないという。
楽楽がサウナで売春をしていたのは、男たちの言うことを聞かなければ親や友達全てを
殺すと脅迫され薬物を注射されていたからだった。2010年12月23日、湖南省永州中級
人民法院でこの事件に関わった7人の男の裁判が始まった。楽楽の両親は7人に死刑と
184万元の損害賠償を望んだが、7人は勝手な理屈で自己弁護し裁判が紛糾した。
初めに楽楽を強姦してサウナに売った周軍輝が主犯とされたが周は裁判で反省している
かのような殊勝な態度を見せながらこう主張した。「私は罪を犯しました。ただ両親は高齢
で賠償能力がないので私は死刑にならずに生きて賠償金を払いたいと思います」
他の6人の男たちも楽楽は11歳に見えず17歳だと思ったとか、4人がかりで5時間も楽楽を
乱暴したにも関わらず楽楽は売春婦だったから客の自分たちが強姦したとは言えないなど
と自己弁護に終始した。裁判の途中で楽楽の父親がこらえ切れずに被告人たちに殴り
かかろうとして警官に抑えられる場面もあった。裁判はこの日では結審できず再度の鑑定を
待って再開されることになった。
実際の報道では事件についてもっと赤裸々につづられており心が痛む。楽楽は11歳当時身長
が158センチあったという。湖南省の女性は比較的小柄で成人でも幼い顔立ちの人が多い。
サウナで働いていたら17歳に見えたというのもわからなくもない。とすれば現実にはサウナなど
で他にも中学生くらいの少女が働かされている可能性が高いのだ。楽楽のような被害者少女が
一人でも多く救いだされることを切に祈る。
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ソース：エクスプロア
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