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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ
2011.1.1 07:00
韓国人は魚というと天然モノにこだわりが強い。「チャヨンサン(自然産)」といって値段の差も大きい。
自然産は新鮮で、食べるとおいしく体にいいという。とくに男たちは「精がつく」といって好む。
この健康・精力信仰(?)はヘビ、カエル、タヌキ、シカ、アナグマ…など野生動物にまでおよび、ひそかに
捕獲され高値で売られ食されている。動物保護団体ではケシカランと怒っているが後を絶たない。
魚でもとりわけ活魚が大好きというのも似た感覚だろう。自然産のイメージからと思われるが、とにかく
刺し身は新鮮で歯応えがあるのを好む。日本風の熟成させうま味のある柔らかい刺し身は人気がない。
この“自然産信仰”が最近、政治問題化して大騒ぎという一幕があった。与党代表の大物政治家が新聞記者
との昼食の際、雑談で「最近、男たちは飲み屋でも “自然産”を求めるらしいね」と発言したため「女性に
対する侮辱だ」とマスコミや野党などから袋たたきに遭い謝罪させられた。
この“自然産”とは、高級個室クラブのホステスには整形美人が多いので「整形無しの女性がいい」という
意味。女性記者が騒ぎ出しニュースになってしまった。街の声としては賛否両論だが、整形大好きに批判が
向かないあたり、やはり韓国は整形天国?(黒田勝弘)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)