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「威化島を100年間貸す」 新鴨緑江大橋31日着工か
「吉林省の石炭トラック500台分、北朝鮮・羅先港から上海へ」
北朝鮮は経済協力に積極的…中国民間企業の反応はいまひとつ
年末を迎え、中朝国境を通じた経済協力推進が加速している。
既に中朝両国が建設に合意しているにもかかわらず、工事が先送りされていた北朝鮮・
新義州-中国・丹東間の新鴨緑江大橋は、今年中に着工となる可能性が出てきた。また、
中国の民間企業が確保した咸鏡北道・羅先港第1埠頭(ふとう)から、中国・吉林省の石炭
が外部に運送され始めたという。
北京の外交筋は、南北関係の悪化や国連の制裁などにより経済難に陥っている北朝鮮
が、中朝経済協力に積極的に取り組む姿勢を見せ始めたと分析している。しかし、中国の
民間企業各社は政治的な不確実性や制度的不備などを理由に、依然として投資をためら
っている。
■先送りされていた新鴨緑江大橋、31日着工か
丹東の消息筋は29日、「中朝両国は、早ければ31日にも新鴨緑江大橋の着工式を行う
見通しだ」と語った。中国の温家宝首相が昨年10月に訪朝した際、両国が合意した新鴨緑
江大橋は、今年10月に着工する予定だったが、先送りされていた。
中国が丹東市南部の丹東新区と新義州南部をつなぐ路線を主張しているのに対し、北朝
鮮は鴨緑江下流の中州・威化島を通り、丹東と新義州の旧市街地をつなぐ路線に執着して
いる。北朝鮮は「中国が主張する路線を採用すれば、北朝鮮側に堤防を数キロ、新たに作
らなければならない」と表向きの理由を挙げ反発しているが、実際には新義州南部を経由し
平壌に至る直通路が形成されることに安全保障上の懸念を感じている、との要因が大きいと
いわれている。丹東の消息筋は「実際の工事は来年3月以降に始まる予定だが、着工式は
年内に行われることになった」と話している。
一方、中朝経済協力のもう一つの軸である琿春-羅先(羅津・先鋒)間の物流も始まった。
現地消息筋によると、中国・吉林省で生産された石炭(トラック500台分)が今月7日から月
末までに北朝鮮・羅先港を出発し、韓国の東海(日本名:日本海)と南海(同:対馬海峡-
東シナ海)を経て、中国南部の上海に運送されるとのことだ。
URLリンク(www.chosunonline.com)
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