10/12/30 19:43:37
【ソウル=黒田勝弘】韓国国防省は30日、2010年版の国防白書を発表したが、前回の
08年版白書の表紙に掲載されていた竹島(韓国名・独島)の写真が表紙から消えており、
日本への配慮ではないかと関心を呼んでいる。
韓国では近年、金大中・盧武鉉政権(1998~2008年)時代の対北融和策で北朝鮮への
警戒心が後退。代わって竹島・独島をめぐる日韓の領有権紛争から「独島防衛」が強調され、
マスコミなどはまるで日本が“仮想敵”かのような雰囲気になっていた。
国防白書(08年版)では表紙に「独島」を背景にした大型強襲揚陸艦のカラー写真が掲載され、
本文でも北朝鮮などによる「局地挑発に対する備え」の項に、海軍艦艇による「独島防御訓練」の
カラー写真が出ていた。
今年の白書ではこの2枚の写真は削除され、「独島」がらみでは島上空を哨戒飛行する空軍機の
小さな写真1枚だけになった。
韓国では今年、哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃などで北の軍事的脅威が大問題になり、政府は
これまでの安保政策の立て直しを迫られている。韓国政府として現実離れした“日本脅威論”を
あおるような写真は不必要と判断したものとみられる。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)