10/12/29 22:30:51
(ソウル=聯合ニュース)国内バイオ企業が自社開発した幹細胞治療技術を日本の有名製薬会社
に初めて輸出する成果を上げた。
富光(プクァン)薬品の子会社で成体幹細胞新薬開発企業である(株)アンテロジェン(代表イ・ソン
ク)は患者の脂肪組織から抽出した幹細胞で作ったクローン性痔瘻治療剤「アディポプラス」を日
本の製薬企業、日本製薬に輸出する契約を結んだと29日明らかにした。
今回の契約は400万米ドルの契約金に別途ロイヤリティー(15%)を受けるとされている。日本製薬
株式会社は純売上額が年間18兆ウォンに達する日本最大の製薬会社、武田薬品の子会社で、
血しょう製剤および輸液剤を専門に生産している。アンテロジェンは脂肪幹細胞治療剤生産に必
要な技術とノウハウを日本製薬に伝授することになる。
クローン病は小腸と大腸に潰瘍を誘発する慢性炎症性疾患で、クローン性痔瘻は肛門周辺組織
に穴が開いて便が漏れ出し、おむつを着けなければならないなど生活の質を極度に悪化させる。
だが、まだ正しい治療法はない。
アンテロジェンが貴重医薬品指定を受けてソウル大病院とサムスン・ソウル病院で臨床試験を推
進中のアディポプラスは、患者自身の脂肪組織細胞から幹細胞だけを分離した細胞治療剤で、
現在まで8週間の臨床試験を全部終えた20人中16人が肛門周辺穴(瘻孔)が完全にふさがる「完
治」の判定を受けた。残り4人も50%以上の効果が観察されたというのが会社側の説明だ。
アンテロジェンは現在、第2相臨床試験が80%以上進み、治療効果も優秀だと明らかになって
2011年上半期には医薬品の最終許可を受けられると見ている。日本の場合、クローン病患者が
約3万人余りで、全体市場規模が約900億ウォンに達するだろうとアンテロジェンは予想した。同
社は日本に続き中国市場進出も試みる方針だ。
アンテロジェン、イ・ソンク代表は「今回の技術輸出は日本製薬の新薬開発担当役員、臨床専門
家およびGMP専門家たちがアンテロジェンを訪問して体系的で綿密な検証を経た後なされた」と
しながら「日本への技術輸出は過去10年余り、着実に研究開発に投資してきた努力が初めて実
を結んだもの」と話した。
ソース:聯合ニュース(韓国語) 国産幹細胞技術日本に初めての輸出(総合)
URLリンク(www.yonhapnews.co.kr)
関連スレ:
【医療】 海外遠征幹細胞手術していた韓国企業RNLバイオ、患者死亡でネイチャー誌が安全性疑問視[12/06]
スレリンク(news4plus板)