10/12/24 20:58:34
★ラオス 首相が任期途中で辞任
共産主義政党による独裁体制のラオスで、経済改革を積極的に進めてきた
ブアソーン首相が任期の途中で突然辞任し、経済政策に影響が出る可能性も指摘されています。
ラオスでは共産主義のラオス人民革命党による一党独裁体制が敷かれていますが、
23日、ブアソーン首相が、日本の国会に当たるラオスの国民議会の閉会式で突然辞任し、
議会の議長を務めるトンシン氏が新しい首相に就任しました。
ブアソーン首相は共産党内の序列は7位ながら、2006年に52歳の若さで首相に抜てきされて、
外国からの投資を積極的に受け入れるなど市場経済の導入を進めてきました。
任期を半年ほど残しており、政府首脳が任期中に辞任するのは極めて異例のことです。
ラオスの政府関係者は「ブアソーン首相は、ラオスの法律に違反する行為を犯したため、
みずから辞任を申し出た」と話していますが、現地の外交筋によりますと、
経済改革のスピードが速すぎるとして党内の保守派が批判を強めていたということで、
こうした勢力が、女性問題や健康問題も指摘されていた首相を辞任に追い込んだとみられます。
トンシン新首相は1944年生まれの66歳で、ブアソーン首相を批判していた保守派に属する
とみられることから、今回の首相交代によって、経済改革路線に影響が出る可能性も指摘されています。
ソース NHK 12月24日 4時50分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)