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史上最悪の口蹄疫は避けることができたという。初期に防疫当局が規定通りの処理さえしていればという話だ。
知ってみれば規定違反と安逸な対応が口蹄疫の猖獗(しょうけつ)につながったという。
牛と豚を23万頭も埋却し、予防ワクチンを接種することで数年間輸出までできなくなる惨事が
防疫当局の慢心から始まったというからまったく情けない。
防疫網が突破された過程は当局の事なかれ主義をそのまま示す。
安東(アンドン)の畜産農家が口蹄疫の症状を通報したのが先月23日。
しかし家畜衛生試験所は簡易検査で陰性と出るとそのまま放置した。相次ぐ通報で遮断防疫が実施されたのは5日も過ぎた28日だ。
これまで口蹄疫農家の韓牛15頭が全国に移動し、多くの人が往来し、糞尿処理車両が京畿道(キョンギド)まで運行されたという。
規定通りなら簡易検査結果と関係なく獣医科学検疫院に精密検査を依頼すべきだった。
今年1月と4月の口蹄疫の際に簡易検査で陰性と判定された家畜が精密検査で陽性と明らかになるケースが多く補完された規定だ。
このまま手続きを踏んでいればすぐに口蹄疫が確認され、大きな被害を出さず初期に遮断できたというのだ。
いまになって口蹄疫統制所を設置する、遮断壁を築くと奔走したが、結果的には後の祭りとなったわけだ。
慢心の結果は残酷だ。補償費用はすでに3000億ウォン(約216億円)を超えた。
畜産農家はいつ家畜飼育が可能になるか足を踏みならし、関連加工食品の輸出もふさがり、畜産業の基盤が揺さぶられる危機だ。
それでも口蹄疫は今後どれだけ、いつまで拡散するかはわからない状況だ。
口蹄疫を遮断したとしても感染経路の把握もできずひたすら埋却しワクチンを打つあきれた防疫当局だ。
1回や2回ではなく、今年に入り3回目なのに、こうした当局の無能力のために
鍬(くわ)で防げるものを鋤(すき)でも防げない状況になったのではないか。
政府は今回の口蹄疫発生の全過程を徹底して点検すべきだ。
そして防疫当局の誤りには相当の責任を問い、穴だらけの防疫システムはしっかりと直すべきだ。
一瞬の気のゆるみが招いた惨事としてはその被害はあまりに大きい。
ソース 中央日報 2010.12.24 11:53:57
URLリンク(japanese.joins.com)