10/12/24 14:30:57
中国漁船が韓国の警備艇に体当たりして沈没した事件で、中国外交部の姜報道官は21日、
韓国側に漁船問題への厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。姜報道官は
「韓国は行方不明の中国人乗員救助に全力をあげ、当事者を厳重に処罰し、中国人乗員の
人命、財産被害を補償すべき」と主張した。中国新聞社が報じた。
22日付の韓国各紙は中国外交部の発表にに激しく反発した。「中央日報」は、
「中国政府、逆切れ」と報じたほか、「韓国経済」の社説では「中国は謝罪しなければ
ならない」と批判したほか、聯合ニュースは、中国からの自粛要請にもかかわらず、
韓国が延坪島海上で射撃訓練を実施したことに、漁船沈没を口実にして不満を表明したのでは
ないかとの分析を伝えた。
22日、韓国海洋警察署は「中国漁船がわが国の排他的経済水域内で違法に漁業活動を行い、
海洋警察の軍備艦に体当たりし、沈没した」と改めて主張する一方、韓国の政府関係者は、
「韓国側は中国漁船の侵犯を立証するレーダー記録などの証拠を確保しており、
円満に解決することを望んでいる」と述べた。今回の事件が外交問題に発展することは
中韓両国にとってプラスとなることはないと判断したとみられる。
駐韓中国大使館は、「中韓漁業協定に基づく暫定措置地域では、相手国の違法行為に対して
相手国に通知できるだけで、法執行はできない」と主張し、韓国には中国漁船を取り締まる
権利はないと非難した。(編集担当:畠山栄)
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