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金融機関の外貨負債、一定額徴収 韓国が11年後半から
2010年12月19日18時59分
【ソウル=稲田清英】
韓国政府は19日、同国内の金融機関が外貨で借りている資金について、2011年後半から、
一定額を負担金として徴収する方針を発表した。
借り過ぎになるのを抑え、金融危機が起きた場合に外貨資金が韓国内から急流出して混乱するのを防ぐねらい。
対象の外貨資金は外国銀行の支店も合わせて計約1770億ドル(約14.8兆円)。
どれだけの割合で負担金をとるかはこれから決める。
徴収した負担金は金融危機時などに金融機関に資金を供給する財源に使うという。
韓国経済は海外から流入する資金への依存が大きい。1997年のアジア通貨危機や2008年の金融危機では、
海外資金の急流出に見舞われるなど不安定さを抱える。
今は米国の金融緩和などで新興国に資金が流入し、11月にソウルで開かれたG20首脳会議では
新興国に流入規制などを限定的に認めた。これも、韓国の負担金導入をしやすくしたとみられる。
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