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ピーク時には30兆円だったパチンコ市場も衰退の一途、中小ホールは淘汰され、一部の大型店のみが生き残る時代になっている。
産業界の規模を表すものに「1兆円産業」という言葉があるが、パチンコ業界もピークだった1995年には市場規模が、30兆円と報じられた。
しかしそんなパチンコ業界も、最近ではきびしい状況に直面している。
6月25日には、現代のパチンコ台の原形とされる「正村ゲージ」を開発したパチンコ店運営会社「正村商会」が、名古屋地裁に破産の申し立てを行うことが明らかになった。
同社は、大手パチンコチェーンの出店攻勢によって経営が悪化したとみられている。
今やパチンコ業界でも再編が行われる時代となり、大手のみが生き残る状況になりつつある。
帝国データバンクは2008年1月のレポートで、すでに趣味の多様化によるライトユーザーの減少のほか、貸し付けを年収の3分の1以下と制限する総量規制を盛り込んだ改正貸金業法により、借金をしてまでパチンコ店に通うヘビーユーザーは減少すると指摘していた。
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