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朝鮮学校に対する「経常費補助金」の今年度分残額約4100万円の支払いを留保していた
神奈川県の松沢成文・知事は15日、朝鮮学校側から歴史教科書の一部表現を見直すとの
回答が得られたとして、留保を解除し、支給すると発表した。
知事は「あからさまな反日教育を行っている学校には出すべきでない」として、11月9日に
留保を表明。今月6日、神奈川朝鮮中高級学校(横浜市神奈川区)を訪れ、拉致問題や
大韓航空機爆破事件に関する教科書の記述などについて質問していた。
同校などを運営する神奈川朝鮮学園は10日に文書で回答。この中で、拉致問題について、
高級部3年の授業で、北朝鮮によるものと認め、「許し難い非人道的な行為」と教えていると
説明。ただ、「現代朝鮮歴史」の教科書に「(日本側が)拉致問題を極大化」したとの記述が
あるため、今後、表現の見直しを図るとしている。
大韓航空機爆破事件について、教科書は韓国の「ねつ造」と記述。回答では、「事件の真相に
関して歴史的な評価が定まっていない部分もあり、韓国においてもいまだに議論されている事案」と
しながらも、表現を見直す方向であるとした。
「現代朝鮮歴史」は2013年に改訂されるため、同学園がその時期に合わせて表現の
見直しを求めるという。
知事は記者会見で、「外交と教育を絡ませるべきでなく、子供に罪はない。補助金が子供の
支援となっていることなども考え、総合的に判断した」と述べた。県は13年の教科書改訂の際に、
表現が実際に見直されたか確認する方針。
(2010年12月16日09時19分 読売新聞)
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