10/12/15 21:49:59
北朝鮮とロシアとの外相会談が13日、モスクワで行われたが、延坪島砲撃をめぐってロシアは北朝鮮非難を
公式に明らかにしたのに対し、北朝鮮は「ロシアはわが方の立場を十分に理解した」と逆の発表をし、北朝鮮の
“外交的ウソ”が話題になっている。
北朝鮮の国営メディアは14日、北朝鮮外務省スポークスマンの話として外相会談の内容を伝えた。その中で
「南朝鮮の挑発によって延坪島事件が発生した」とし、ロシアは米韓演習に「大きな憂慮を示した」としただけ
で、ロシアの非難には一切触れていない。
しかしロシア外務省は会談直後に発表した声明で「(会談では)人的犠牲を招いた韓国領への砲撃が非難に
値することが再確認された」と北朝鮮非難を明確にしている。
ロシアは先の韓国哨戒艦撃沈事件では、中国と同じく北朝鮮に対する非難を控えている。今回のロシアの
“態度変化”を韓国は強く歓迎し、マスコミは「韓国外交の成果」などと伝えている。
また外相会談でロシアは、北朝鮮のウラン濃縮問題についても憂慮を表明し国連安保理決議の履行を求めた
が、北朝鮮は「(ロシアは)わが方の立場に留意した」とだけ伝え、ロシアの反対は伝えていない。
韓国ではこれまで、北朝鮮に対するロシアのあいまいな態度の批判と失望が強かった。ここにきてロシアが
中国とは明確に異なる姿勢を示していることに元気づけられている。
ソース:MSN URLリンク(sankei.jp.msn.com)