10/12/14 17:52:35
市場調査会社である米国のガートナーは、2010年の半導体売上高ランキングを発表し、
インテルがこれまでの予測通り、19年間連続で第1位の座を維持する見込みであることを明らかにした(図1)。
しかし、インテルの世界半導体売上高のシェアに関しては、2009年の14.2%からわずかに減少し、13.8%になる見込みだという。
ガートナーによれば、インテルの2010年の売上高は、24.6%伸びて414億米ドルに達する見込みだ。
ただし、半導体業界全体としては、低迷していた2009年から31.5%の成長を遂げていることから、
インテルの成長率はそれを下回ることになる。
一方でランキングの第2位につけるサムスン電子は、2010年の半導体売上高で60%の伸びを見せ、
金額では約283億米ドルに達すると予測されている。
世界半導体売上高における同社のシェアは、2009年の7.9%から、2010年は9.4%に拡大する見込みだ。
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ガートナーの予測でも、サムスン電子の半導体売上高の成長率が、
インテルの成長率を上回る勢いで伸びているという近年の傾向が明確になった。
市場調査会社である米国のIC Insightsは、この傾向について2010年8月に、
「1999年から2009年までの半導体売上高の年平均成長率(CAGR)を比較すると、サムスン電子が13.5%であるのに対し、
インテルは3.4%にとどまっている。サムスン電子は2014年から2015年にかけて、インテルを追い越すだろう」と予測していた。
これまでインテルとサムスン電子は、同じ分野で競合することがほとんどなかった。
インテルはマイクロプロセッサのトップメーカーであり、市場シェアの約85%を占める。
一方、サムスン電子は、DRAMやNAND型フラッシュメモリだけでなく、マイコン市場でもリーダー的地位を確保してきた。
現在では、マイクロプロセッサや無線通信チップ、ファウンドリサービスなどの事業を拡大している。
ガートナーの予測によると、半導体市場は、2009年の景気低迷後に回復を果たし、2010年の成長率が31.5%に達するという。
2010年の半導体市場全体の売上高は、マイルストーンと位置付けられる3000億米ドルを超え、3003億米ドルを記録する見込みだ。
続きます
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