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「北朝鮮「トウモロコシでなくコメを」祝賀用?中国は一蹴」
中国と北朝鮮が、食糧支援を巡って綱引きを続けている。中国がトウモロコシ50万トン相当
の経済支援を申し出たのに対し、北朝鮮はコメ50万トンを来年1月までに支援するよう要求し、
中国側は拒否したという。関係国は11月に起きた北朝鮮による韓国砲撃の影響で、中国の
対応がさらにどう変化するか注目している。
複数の関係政府筋によると北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が5月に訪中した際、
胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席がトウモロコシ50万トン相当の支援を申し出た。北朝鮮側
は不満を漏らし、金総書記が8月に再び訪中した際にコメ50万トンの支援を要請。さらに
北朝鮮側は、来年1月までの実現を求めたという。
北朝鮮では来年、100万トン以上の食糧が不足すると韓国政府はみているが、北朝鮮で
食糧事情が最も厳しい時期は通常、4~5月ごろとされる。関係国の間では1月8日の
金総書記の三男、正恩(ジョンウン)氏の誕生日、2月16日の金総書記の誕生日に備えた、
祝賀用の特別配給食糧ではないかとの推測も出ている。
北朝鮮では最近、故金日成(キム・イルソン)国家主席が掲げた「人民に白米と肉のスープを」
というスローガンが再び見られるようになっており、後継に向けたキャンペーンに使う意図が
あったとの分析もある。
ただ、中国は北朝鮮側の要求を一蹴した模様だ。中国が過去、北朝鮮にコメ数十万トン規模
の支援を一度に実施した例はない。北朝鮮への影響力を維持する狙いがあると同時に、
北朝鮮の一般住民に支援が行き渡らないことへの徒労感もあるという。
中国は韓国・大延坪島(テヨンピョンド)への砲撃について北朝鮮を非難していないが、戴秉国
(タイ・ピンクオ)・国務委員(副首相級)が9日、平壌で金総書記と会談。韓国政府は「中国は
国際社会の重圧は感じている」(政府関係者)として、中国による大規模支援はさらに難しく
なったと分析している。
6者協議筋によると、金総書記は戴氏に対し、砲撃の責任は米韓両国にあるとの考えを示し、
核問題でも譲歩しなかった。ただ、中国が提唱した6者協議首席代表会合には反対しなかった
という。砲撃事件で北朝鮮を非難していない中国をこれ以上、刺激できなかったとみられ、
中国に改めて支援を求めるのは困難な情勢だ。
ソース:朝日新聞
★1の立った日時: 2010/12/12(日) 09:04:22
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