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島原市出身で「島原の子守唄」作者の宮崎康平(1917~80年)原作の「からゆきさん物語」の創作舞台が12日、
島原文化会館である市制施行70周年「しまばらの童謡と子守唄まつり」で披露される。入場無料。【古賀亮至】
市民参加の創作舞台「からゆきさん物語~夏代、十六歳」は朗読劇と約130人の歌と踊り、演奏で構成。明治期に
シンガポールに渡った「からゆきさん」の実録を基にした小説から、渡航前の島原時代を舞台化。貧しさから抜け出そうともがく
主人公の少女と女衒(ぜげん)とのやり取りを軸に、町の様子や庶民の生活を描く。「島原の子守唄」や「しまばら木挽(こび)き唄」
「長崎ぶらぶら節」など、童謡や民謡をふんだんに盛り込む。
朗読はケーブルテレビレポーターの前田藍子さん(28)。実在した「からゆきさん」の着物など資料にも当たりイメージを
膨らませている。「壮絶な生涯だったと思う。少女の夢を求める気持ちを表現したい」
脚色・監督は「シマバラ表現主義クラブ」主宰で同市職員の内嶋善之助さん(58)。「島原の庶民には貧しさの中に、
たくましさがあった。そうして『島原の子守唄』が生まれ、今につながることを知ってほしい」と来場を呼び掛けている。
ソース(毎日新聞) URLリンク(mainichi.jp)