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映画『シュリ』(01年)やドラマ『冬のソナタ』(03年)の影響で、以前より熱狂的なファンを生んでいた韓国エンタメ。その効果は
音楽にも波及し、 08年の東方神起の大ブレイクという波へ繋がる。そして2010年、それまでは一部のコアファンによるムーブメント
に過ぎなかったものが、ライトユーザーも巻き込み大きなマーケットへと変化を遂げた。契機となったのは、韓国ガールズグループの
相次ぐ日本上陸である。
2010年 年間ランキング(暫定版)TOP100にランクインした韓国アーティスト作品
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まず先陣を切ったのは、5月に日本デビューシングルをリリースした、5人組グループ4Minute。その後、劇団ひとりがファンを
公言したKARA、セクシーな“小生意気ダンス”で人気を得ていたブラウン・アイド・ガールズが8月に、9月にはスタイルの良さも
話題を集めた9人グループ少女時代が続く。 KARAのデビュー作「ミスター」は初動2.9万枚で5位に初登場。少女時代の
「GENIE」は、初動4.5万枚で4位を記録し、海外女性アーティスト(ソロアーティストも含む)のデビューシングルとしては、
歴代最高の初登場順位となった。
国内メディアでは大きな露出がなかったにもかかわらず、YouTubeなど、ネットではすでに注目され話題の存在だった彼女たちは、
デビューコンベンションから多くのファンを集めた。その多くは彼女たちと同年代の若い女性層。背景には、韓国ドラマや韓流スターの
ファンである母親世代の影響を受け、娘が K-POPにハマるという、二世代を巻き込んだブームの形成があるという。主に男性ファン
が支え、「可愛らしさ」が求められる日本のアイドルシーンにあって、「ビジュアルのよさ」「切れのいいダンス」をウリにした彼女たちの
登場は画期的だった。同世代の女性が“自分もこうなりたい”と憧れる女性アイドル、近年空席だったその場所にピッタリはまったのだ。
ガールズグループの好調を受け、いま韓国男性グループの上陸が続々と日本デビューを果たしている。2011年には、さらに韓国
アーティストたちの活躍が続くに違いない。
ソース(ORICON BiZ) URLリンク(biz-m.oricon.co.jp)