10/12/09 05:29:41
- 中国、フィリピンと兵たん分野の軍用品売買で協定調印へ -
【北京=佐藤賢】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報によると、中国とフィリピンは兵たん
分野の軍用品を売買する協定に調印する。7日から訪中している比参謀総長が中国側と署名する見通し。
両国間では初の軍事協力協定とみられる。中国は兵たん用の装備提供からフィリピンとの軍事協力関係
を築き、米国の同盟網にくさびを打つ狙いがある。
フィリピンは米国の同盟国で、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島の領有権問題では中国と対立する。
しかし環球時報によると、フィリピンは米国が提供する軍事装備に中古品が多いことに不満を募らせ、
調達先の多様化を探っているという。
同紙は中国海軍の専門家のコメントを引用し、軍用品の売却により、中国海軍がフィリピンの港を補給
拠点として使える可能性に言及。同様の協定を東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と締結することを検討
している。中国政府は11月、比軍にブルドーザーやローラー車など2500万元(約3億1千万円)相当の装備
を寄贈している。兵たん整備に当たる工兵部隊向けとみられる。
ソース : 日経 2010/12/8 21:43
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