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人気歌舞伎俳優の市川海老蔵（３２）が顔などを殴られた事件で、警視庁から傷害容疑で逮捕状が出された東京都杉並区に
住む２６歳の男「Ｉ」。いまだにその行方は分かっていないが、「某組織が東京の赤坂にかくまっている」との情報が急浮上している。
「面倒くせえ」
海老蔵の顔面などを執拗に殴打し、全治２カ月の重傷を負わせたＩは、２９日未明、警視庁から傷害容疑で逮捕状が請求された
直後、仲間から電話で自首を促されるとこう答えたという。
逮捕状を取ってから２日。警視庁が身柄を確保していない理由は、主に（１）犯人が逃亡している（２）当局がタイミングを計っている
（３）双方が身辺整理をしている－などが考えられるが、犯人にこう言われては、警視庁がバカにされていると思われても仕方がない。
Ｉは父親が中南米系のハーフで、中学から高校１年までサッカー・Ｊリーグ「ヴェルディ」のジュニアユースを経てユースに所属。ＦＷとして
活躍し、１５歳以下の東京都選抜にも選ばれた経験もある。素行の悪さで事実上、クビになってからは、地元・杉並で「札付きのワル」
として知られるようになった。
「手の付けられない暴れん坊。ほうぼうで暴れ回って収拾がつかなくなり、気づけば関東の指定暴力団の構成員になった」（同世代
の友人）
そのＩの行方はようとしてつかめないが、あるグループがかくまっているのではとの情報が急浮上。事情に詳しいグループ関係者が
こう話す。
「現在、あるグループの幹部がＩを赤坂の某所にかくまっているようです。彼らの狙いは、カネ。詳細はこの際、置いてもらって、
一連の騒動で（何らかの）利益を得ようと画策しているワケです」
このグループは、１９８０年代後半、都内東部を拠点に中国残留日本人の２世、３世らが中心となり、結成した暴走族が母体と
いう。現在は都内各所に勢力を伸ばし、組織的な犯罪行為に手を染めるなどマフィア化しつつある。度々、指定暴力団との関係
も取りざたされる。
「六本木で勢力を張る別の闇組織の中心メンバーにもグループのＯＢが名前を連ねている」（警視庁関係者）
かくまっているとされる組織とＩとの接点はどうやって生まれたのか。
「Ｉが所属していた杉並区を根城にする『Ｍ愚連隊』をはじめ、都内各地の不良集団が巨大な闇組織のネットワークを形成している。
その組織の活動の中核が六本木です。Ｉは、その巨大ネットワーク網の中に身を置くなかで、（かくまっているとされる）グループの人間と
接触したと思われます」（同）。
組織が画策する何らかの利益とは果たして…。
ソース（ZAKZAK） URLﾘﾝｸ(www.zakzak.co.jp)