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★週刊新藤第211号 「日・韓図書協定」に大きな疑問??我が国外交に汚点を残す大失策への抗議?
(一部省略)
朝鮮王朝儀軌等の図書を日本から韓国に引き渡すことについて、
日韓両政府が正式に合意したこととなります。
◆事前調査なしの軽率な決定
まず、国と国との協定である限り、関係事項について事前に綿密な調査が行われるべきです。
特に、引き渡す図書の価値やその引き渡しの是非を判断するには、
専門家や関係学識者からの意見聴取が不可欠ですが、
呆れたことに政府は一切の調査を行っていないのです。
◆日本からの一方的な片務協定
政府は今回の協定の意義を、日本と韓国の文化交流・文化協力を通じて
両国の友好関係の発展に資すること、と説明しています。
であるならば、両国が互いに義務と責任を果たす相互協定でなければなりません。
しかし今回の協定は、日本が韓国に一方的に図書を引き渡す片務的な内容であり、
政府が主張する意義には全くそぐわないものです。
実は韓国には、日本が引き渡しを求めるべき貴重な図書が多数残っているのです。
現在、韓国の国立中央図書館には日本統治時代に搬入された
数万点の日本の古典籍が保管されています。
また、韓国の国家機関である国史編纂委員会には、
対馬藩主の宗家から朝鮮総督府に流出した古文書約三万点が所蔵されています。
これらの古文書は、今回日本側から引き渡す図書と全く同じ条件で、韓国が保管しているものです。
「日韓の文化交流のため」の協定を結び、日本にある朝鮮王朝の古文書を
韓国に引き渡すのであれば、韓国に残されている日本図書も、当然日本に引き渡しされるべきです。
驚くべきことに、今回の交渉において日本政府は一切の要求を韓国側に行っていないのです。
それどころか、要求すべき古文書の存在を全く知らなかったことが明らかになりました。
◆事実を知らずに交渉した政府!
この韓国に残されている日本古文書の存在は、日韓の協定合意を11月9日の新聞報道で知った私が、
韓国を研究している大学教授に問い合わせした中で明らかになりました。
私は急いで外務省の担当者を自室に呼び、事実確認を行いました。
協定署名のまさに直前である11月11日、私の事務所に来た外務省の担当者が
「そんなのあるんですか」と頭を抱え、目を丸くしていたのをよく覚えています。
今回の協定締結は、仙谷官房長官と菅総理らによる 8 月の唐突な総理談話で示され、
調査も準備もなく政治的に一方的に決められたものを、
外務省がただ言われるままに作業しただけにすぎません。
日本が韓国に一方的に権利を供与するという、まことにお粗末な外交失態は、
民主党政権の政権担当能力の欠如をまたもやさらすことになりました。
ソース 新藤義孝公式ウェブサイト (動画あり)
URLリンク(www.shindo.gr.jp)
日韓協定合意の図式
URLリンク(www.shindo.gr.jp)