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2010年11月26日、コラムニストで教育専門家の信力建(シン・リージエン)氏は、ブログに
記事「中国はなぜ何度も北朝鮮をお目こぼしするのか」を掲載した。以下はその抄訳。
23日、北朝鮮は韓国の延坪島を砲撃。死傷者がでる惨事となった。北朝鮮が起こした騒ぎは
今回にとどまらない。虚勢をはり、世界を驚かせる神経戦を続けている。大国を自称する中国
だが、実際には北朝鮮に踊らされている状況だ。そればかりか、石油、食料、インフラ投資など
援助を続け、国民の血税を費やしている。
北朝鮮と中国は「近しい兄弟」としての血盟を結んでいるが、さらに日米韓と中国の間に存在
する重要な緩衝地域としての重要性を持つ。しかし歴史的に見ると、中国は朝鮮半島の問題
で戦争に巻き込まれ、大きな打撃を被っている。東学農民戦争から始まる日清戦争。そして
朝鮮戦争がその事例だ。
いつまでも北朝鮮をかばい続けるべきではない。このままでは中国は国際社会の笑いものと
なるだろう。単にかばい続けるだけでは、北朝鮮が国際的ルールを無視するのを助けている
ようなもの。到底、「智者の行い」とは言えないのだ。(翻訳・編集/KT)
●信力建(シン・リージエン)
中国の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。中山大学中国文学部卒。工場、
銀行、政府機関などで働いた後、英国へ留学。軍人、農民、労働者など30以上の職に就いた
経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中学校など20校を建設、学生数は1万人を超える。
レコードチャイナ2010-11-28 05:36:27
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