10/11/22 08:55:29
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急騰していた白菜や大根の値段は、11月に入り安定している模様です。
昨年よりは高めですが、値段が急騰した9-10月に比べかなり下がりました。
本格的なキムチ作りシーズンを迎えるに当たり、主な材料である白菜の値段が落ち着いたということで、政府も一安心しています。
ところが、最近はキムチの味付けに使われる副材料、ニンニクやタマネギの値段が高値にとどまっており、政府は頭を痛めています。
農水産物流通公社によると、皮をむいたニンニク1キロ(商品)の小売価格は、19日現在で1万616ウォン(約782円)に達したそうです。
これは昨年の5597ウォン(約412円)の2倍近い価格で、最近5年間の平均6258ウォン(約461円)と比べても非常に高い水準です。
タマネギ1キロ(商品)の価格も1923ウォン(約141円)で、昨年の1430ウォン(約105円)より高めです。
干したトウガラシやカキなど、越冬用キムチに入れるほかの材料の価格も、昨年より10-20%上がりました。
一般市民の口から「キムチにありつくのも難しい」という言葉が出てくるのも無理はない状況です。
農林水産食品部や企画財政部といった関係部処(省庁)は、対策作りに苦心しています。
物価を管理する財政部は何としてでもキムチ作り材料の価格を安定させようと、
農林水産食品部・公正取引委員会・国税庁と共に、大型スーパーなどに対しニンニク価格の現場調査も始めました。
談合などがあるかもしれないからです。また、ニンニク価格の安定を図るため、国産ニンニクの特別割引販売、
輸入ニンニクの流通量拡大、価格表示取り締まり拡大など、さまざまな対策を打ち出していますが、目に見えた効果は上がっていません。
例年より寒くなるのが早く、11月になりキムチの漬け込みを急いでいるからです。
キムチ作り需要が集中し、供給を増やしても価格が安定しないというわけです。
政府としては、「一山越えたらまた山」という状況でしょう。
農林水産食品部の関係者が「夏は雨・暑さ・台風で苦労したが、冬は寒さで苦労している」と訴えるほどです。
しかし、さらに寒さが厳しくなる前に、一般市民が懐具合を気にせずにキムチを漬けられるよう、政府の確実な対策作りに期待します。
記事入力 : 2010/11/22 07:41:56
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