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★ロシア外相 かたくなな姿勢
さきの日ロ外相会談で、ロシアのラブロフ外相は、北方領土問題をめぐって、
平和条約の締結後に歯舞群島と色丹島を引き渡すとした日ソ共同宣言について、
「旧ソ連がなぜ締結に踏み切ったかはわからない」と述べたうえで、
北方四島のロシアへの帰属は確認されていると強調するなど、
今後の交渉に向けて、かたくなな姿勢を示していたことがわかりました。
前原外務大臣は、今月13日、横浜でロシアのラブロフ外相と会談しました。
政府関係者によりますと、この会談で、ラブロフ外相は、北方領土問題をめぐって、
平和条約の締結後に歯舞群島と色丹島を引き渡すとした1956年の日ソ共同宣言について、
「ロシアは旧ソ連が受けた義務に戻る用意があるが、それはあくまでも善意の行為だ。
旧ソ連がなぜ日ソ共同宣言の締結に踏み切ったかはわからない」と述べたということです。
そのうえで、ラブロフ外相は、日本と旧ソ連の間のすべての条約などは
日ロ間で引き続き適用されるとした1993年の東京宣言について、
「東京宣言における四島に関する文言の解釈は、ロシアへの帰属を確認したものだ。
双方が受け入れ可能な解決策を探ることが必要だ」と述べ、
今後の領土交渉に向けて、かたくなな姿勢を示したということです。
これに対し、前原外務大臣は「日ソ共同宣言は、4島で決着がつかなかったから2島となった。
東京宣言を含め、4島の帰属の確認は、平和条約交渉の対象であることは双方で確認されている」
と直ちに反論したということです。これに関連して、前原外務大臣はさきの記者会見で、
「4島の帰属を確定して平和条約を結ぶという日本側の考え方に、まったく変わりはない」
と述べています。
ソース NHK 11月19日 4時41分 動画あり
URLリンク(www.nhk.or.jp)
露外務省「日本との領土交渉拒否せず」
URLリンク(sankei.jp.msn.com)