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一人の若い僧がいた。彼は2005年、親日派・李海昌（イ・ヘチャン）の子孫が仏岩山内院庵が位
置した先祖の土地4万8千坪の返還要求民事訴訟を再起すると直ちに憤然と立ち上がった。
彼は裁判過程でこの土地が日帝総督府から無償賃貸受けた土地であることを立証した。するとそ
の親日派子孫は訴えを取り下げた。原告が訴えを取り下げるという意味は財産権をあきらめると
いうことだ。しかし、その僧は原告の訴訟取下げに同意しなかった。5万坪余りの土地が自ずから
転がり落ちる原告の訴訟取下げに被告が同意しない民事訴訟史上初の事件が起きたのだ。
一歩一歩進んで彼は裁判所に「違憲法律推薦申請」を出して裁判に負けても最後まで戦うことを
明らかにした。彼の論旨は簡単だった。「世の中に国を売り飛ばした罪以上大きな罪はない」とい
うことだった。進んで今後も親日派子孫らが財産権を行使できないように基準を作ろうとしている。
この僧の論理について当時の仏教界で「先ばしりすぎでは？」という批判が出たし、周辺は「ドン
キホーテの様な人」と皮肉った。しかし当時、司法府で親日派子孫の財産権を認めた判決がぞろ
ぞろ出始めた時だったのでかえってこの事件は新鮮で大きな反響を呼び起こすことになる。
（中略）
一人の若い僧侶の正しい民族観が「誤ったことを破って正法を表わす」という破邪顕正を実現し、
「正正堂々と道を行けばいつも勝利する」という真理を見せてくれた。その僧侶が朝鮮王朝実録と
朝鮮王室儀軌など略奪文化財還収に大きな功績を立てた奉先寺へムン僧侶だ.
（中略：親日派・李海昇の事績と親日裁判の紹介。）
大韓民国大法院は15日、親日派李海昇（イ・ヘスン）の孫が土地の国家帰属処分を取り消して欲
しいと過去の「親日反民族行為者財産調査委員会」を相手にた訴訟で原告勝訴の判決をした高
等法院の原審を確定した。理由は「当時の爵位を受けただけで韓日合併に寄与した事実を立証
できない」という。牛が笑うことだ。
爵位とは何で恩賜金とは何か？日本に有益な仕事をしたので爵位と恩賜金を受けたので日本に
有益な仕事をしたとすれば朝鮮の亡国に協力または、ほう助したという反証だ。他の王族も同じよ
うに爵位を受けたので断罪できないなら、爵位を受けた王族全体を断罪すべきであってその中の
一つに免罪符を渡すことではない。元はと言えば国が滅びるのにそれしきの爵位一つけり飛ばし
て憤然と立ち上がる王族の一人もいなかったことで異民族の恥ずかしい統治を受けることになっ
たのでないか？
（中略）
法が最小限の常識を担保するということなら、このような民族反逆者子孫の財産権を保護する寛
容を施すよりは、生きるために牛や豚のようにもがいて裁判を受けることになったヨンサン惨事関
係者にでも寛容を施すべきだ。
売国の代価として受けた財産を国家が保護するなら、これから誰が国家の危機に国家のために
忠誠をささげるだろうか？」
昨日も、今日も、明日も、売国を容認する国で生きる一日一日が空を仰いで恥ずかしく感じる。
文/ソン・ヨンハン、文化財もとの場所探し実行委員
ソース：ハンギョレ新聞(韓国語) 売国を容認する国に住むということ
URLﾘﾝｸ(www.hani.co.kr)
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