10/11/13 14:29:16
ここ数日、中国・広西チワン族自治区の遷江鎮で、物騒な事件が立て続けに起きている。それはカマを
持った女性が小学生を襲撃するという凶悪犯罪。犯人はいまだ逮捕されておらず、周辺住民の不安は
募る一方だが、学校側は最悪の事態を想定して、子どもたちに護身術を伝授しているという。
中国紙南国早報などによると、事件が最初に起きたのは11月9日午前のこと。小学5年生の青さん(仮名)
が自転車で学校に向かっていたところ、突然、サトウキビ畑から全身黒っぽい格好の中年の女が現れた。
これに驚いた青さんは全力で自転車をこいで逃走。すると、女性は青さんに向かってカマを投げつけて
きた。幸い青さんに当たらなかったものの、タイミングが悪ければ惨事になっていたかもしれない
恐ろしい事件だ。
また、翌日には小学6年生の昆くん(仮名)が同様の事件に遭遇している。昆くんと友だちは授業を
終えて帰宅する途中、学校から500メートルほど離れた交差点に差し掛かったときに不審な人物に遭遇。
やはりサトウキビ畑から突然姿を現し、襲いかかってきたそうで、全力で逃げる昆くんたちに向かって
カマを投げつけてきたそうだ。
こちらも運良く昆くんにカマは当たらず、持っていたこん棒に当たりサトウキビ畑に落下。不審な人物
はカマを拾い上げ、再び畑のほうへ姿を消したという。昆くんによれば「(犯人は)全身黒めの服装で、
顔にはマスクを付けて、手にはカマを持っていた」らしく、その証言により、前日の凶悪犯と同一人物で
ある確率が高まった。
不幸中の幸いは、青さんが事件に遭遇したその日、学校側が生徒にきちんと安全教育を行っていたこと。
簡単な護身術を学生に教えるとともに、自衛のためこん棒などの武器を携行することを推奨していた。
昆くんがこん棒を手にしていたのはこの教えに従ったためだ。
昆くんたちが事件に遭遇した当日の夕方には、学校は生徒を運動場に集め、再び念入りに安全教育を行った。
ひとりでは絶対に帰宅しないこと、必ず5人以上で連れ立って帰ること、万が一犯人に遭遇してしまったら
武器で自衛すること、道の砂を犯人の眼に向かって投げつけ、全力疾走で大人がいる場所まで逃げること
などなど、さまざまな項目を確認。そして、家が遠い生徒に対しては、先生が安全な場所まで送迎する
ことも決まったという。
現在、警察はこの事件を調査しているが、いまだこれといった犯人の手掛かりは得ていない。子どもたち
はもちろん、保護者も不安を募らせており、中には仕事をやめて車で子どもたちの送り迎えをしようと
考えている保護者もいる。一刻も早く犯人が捕まり、子どもたちが安心して過ごせるようになることを
願うばかりだ。
来宾一村小学生接连遭神秘黑衣女子袭击 身份待查(南国早報)※中国語
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