10/11/12 16:13:37
G20の会談で、尖閣諸島や北方領土で失点続きの外交を何とかばん回したい菅総理大臣は、12日朝から
始まっている会議でドイツの首相の隣に座っています。議長国・韓国から一つ挟んだ右隣にアメリカのオバマ
大統領、二つ挟んだ左隣に中国の胡錦涛国家主席が座っています。首脳会談を熱望している菅総理と胡主席
の間には4人がいて、近くて遠い距離感となっています。
日中首脳会談について「ボールは中国側にある」と突き放す菅総理ですが、 G20とは直接関係のない外務省の
中国課長を同行させ、突然の立ち話に備えるなど胡主席との距離を埋めたい考えです。11日のレセプションで、
胡主席が世界銀行のゼーリック総裁と談笑しているその先で、菅総理はロシアのメドベージェフ大統領と話をして
いましたが、胡主席と視線が合うことはありませんでした。
一方、11日の歓迎行事で韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻に迎えられた菅総理は、左手に「菅総理
大臣」と書かれたファイルを持ったまま現れました。両手で握手や抱擁をして李大統領の歓迎に応える各国首脳
とは違って、国際舞台での不慣れな一面を見せてしまいました。そして、12日午前に行われた写真撮影で、
菅総理は2段目の左側、胡主席は1段目の真ん中に納まりました。日中首脳の接触は、横浜APEC=アジア
太平洋経済協力会議に持ち越しとなりそうです。
テレ朝ニュース
(11/12 11:53)
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