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女子美術大学(相模原市南区)内にある「女子美アートミュージアム」で十九日から
十二月五日まで開催予定だった、中国の女性画家何香凝(かこうぎょう)(一八七八~
一九七二年)の展覧会が無期延期になったことが分かった。尖閣諸島問題で日中
関係に緊張が続く中での延期だが、同ミュージアムは「やむを得ない事情」とだけ説明
している。
同展では、中国・深〓(1)の「何香凝美術館」にある山水画や動物画、写真など計
約四十点を展示予定だった。これに先立ち、六~十二日に開催予定だった「上野の
森美術館」(東京都台東区)での展覧会も延期となっている。
上野での開催準備に当たった日中友好協会(同千代田区)によると、十月中旬に
何香凝美術館側から突然延期したい旨の連絡があったという。
何は画家の一方で、中国革命や近代化運動などに取り組んだ。辛亥革命で知られる
革命家・孫文の側近、廖仲〓(2)(りょうちゅうがい)の妻。日本でも学び、女子美術学校
(現女子美術大学)を一九一一年に卒業した。
※〓(1)は、土へんに川
〓(2)は、りっしんべんの右の上に山、下に豆
ソース:東京新聞(神奈川)
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