10/11/11 21:18:53
防衛省は11日、自衛隊と米軍による今年度の日米共同統合演習(実動演習)を12月3~10日に実施すると
発表した。沖縄東方周辺海域での島しょ防衛などを想定。中国漁船衝突事件が起きた尖閣諸島の防衛に特化した
訓練ではないとしているが、周辺海域で活動を活発化させる中国をにらみ、日米の連携をアピールする狙いもあると
みられる。
実動演習は、図上で行う指揮所演習と交互に、ほぼ1年おきに実施。今回は、自衛隊から隊員約3万4000人と
艦艇約40隻、航空機約250機、米軍から約1万人、艦艇約20隻、航空機約150機が参加。訓練内容によって
実施場所や演習参加部隊は異なり、沖縄東方周辺海域や九州西方周辺海域などでは、海上・航空優勢を確保
する訓練を実施。米第7艦隊所属の原子力空母「ジョージ・ワシントン」も参加する予定。
自衛隊の各基地や周辺海空域では、北朝鮮の弾道ミサイルを想定した訓練も行う。自衛隊トップの折木良一
統合幕僚長は11日の会見で、演習目的について「我が国防衛のため日米共同対処に必要な共同統合運用能力
の維持・向上を図る」と語った。
海洋活動を活発化させる中国は今年、艦隊が相次いで沖縄近海を通過、9月には尖閣諸島沖で中国漁船
衝突事件も起きた。政府関係者は「日米連携を見せることは中国へのメッセージになる」と話した。
ソース(毎日新聞) URLリンク(mainichi.jp)