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★自衛隊 米豪韓と戦略協議 陸海空別、中国を牽制
自衛隊と米軍が陸海空の「軍種」ごとにオーストラリア、韓国を交えた
3カ国間の戦略協議をひそかに始めていたことが7日、分かった。複数の政府筋が明らかにした。
「日米豪」「日米韓」の実動部隊による協議機関設置は初めて。
日米豪は、西太平洋への海洋覇権拡大を目指す中国を牽制(けんせい)する意味合いが大きい。
日米韓では、北朝鮮の核・弾道ミサイルの脅威に対する対処能力の強化を図る。
戦略協議は将官級による「スタッフトークス(幕僚協議)」。今年に入り、順次スタートした。
3月の韓国哨戒艦撃沈事件を受け、陸上自衛隊と米韓両陸軍の協議は延期されていたが、
10月29日にハワイで初めて開催。これで陸海空がそろい踏みとなった。
戦略協議は軍種により進捗(しんちょく)状況に差があり、
日米豪の枠組みでは「空」の協議が進展している。
増強した海・空軍力を背景に東シナ海から太平洋に活動範囲を広げる中国に対し、
日米豪の航空戦力の連携を強化する意義は大きい。
戦略協議の成果として10月16日、豪空軍の空中警戒管制機(AWACS)が初めて
空自浜松基地(静岡県)に飛来し、部隊交流を図った。
AWACSなどによる海・空域の哨戒や警戒活動を日米豪で分担すれば、
中国軍の艦艇や航空機の動向を、より広範囲に監視できる。
中国は、有事の際に米空母の接近を阻止する防衛ラインを太平洋に広げつつあり、
これに対処できるようにさらに協力関係を発展させる方針だ。
日米韓の枠組みでは哨戒艦撃沈事件を受け、「海」の協議が進展している。
7月の米韓合同軍事演習に海自が初めてオブザーバー参加したのもその一環だ。
日米は、対中抑止力を強め、「台湾有事」を阻止する上でもこの3カ国の枠組みを強化する構え。
ソース 産経新聞 11月8日(月)7時57分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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