10/11/05 21:17:01
★中国から1.6兆円受注 仏、人権外交は封印 首脳会談
【パリ高木昭彦】中国の胡錦濤国家主席は4日、フランスを公式訪問し、サルコジ大統領とパリで会談した。
両首脳は、中国側がフランス側に旅客機など総額200億ドル(約1兆6000億円)超を発注する
巨額契約に調印した。ノーベル平和賞に決まった中国の民主活動家、劉暁波氏の処遇問題も
注目されたが、議題とならなかったもよう。
フランスはこれまで、中国の人権問題を積極的に取り上げてきたが、
大規模な商談とともに来年の20カ国・地域(G20)議長国として協力を求めることに配慮し、
中国が嫌がる人権外交を封印したとみられる。
フランスの人権団体からは政府の経済優先外交を非難する声が相次いでいる。
フランスが受注した契約は、航空機大手エアバスの旅客機102機売却や、
原子力大手アレバのウラン燃料2万トン供給(10年間)など。
アレバが核廃棄物再処理工場を中国に建設する契約につながる合意も交わされた。
さらに胡主席は今後5年間で対仏貿易額を倍増させる意向を表明した。
首脳会談後、中国外交部幹部は劉暁波氏について「中仏間で取り上げるテーマではない。
彼は法を犯し、有罪判決を受けた」と記者団に述べ、中国の内政問題との考えをあらためて強調した。
両首脳は、共同声明で一段の切り上げが求められている人民元について
中国に切り上げのスケジュールを押しつけないことを確認。
国際金融システムと世界経済成長を、健全性と安定性を基礎に再構築するとした。
両首脳は5日夜、南仏ニースで再び会談し、ソ
ウルで開かれるG20首脳会合(サミット)について意見交換する。
ソース 西日本新聞夕刊 2010年11月5日 13:39
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
関連スレ
【仏中】仏中首脳会談、人権より大型契約か[11/04]
スレリンク(news4plus板)
関連ソース
中仏首脳、国際金融システムの改革に支持を表明
URLリンク(jp.reuters.com)