10/11/03 20:38:56 aQsBegBx BE:1438287438-2BP(1234)
探偵みすみは床に落ちた粉を指でなぞってみた。分かったは、そういう事ね。
彼女はゆっくりと立ち上がると振り返りいつもの決め台詞を吐いた。
「謎が解けた。犯人は今のうちに私の椅子となった方が賢明ですわよ、まぁ、許しませんけどね」
大広間には今回殺されたぬるっぱちの死体と、それを取り囲む東亜コテ達。
「犯人が分かったって!」 「誰だよ!」 「ぬるっぱちを殺すなんて…… いや、まぁどうでもいいけど」
「確かにどうでもいいかもしれないなぁ」
ざわめく部屋にみすみ探偵の一言が響きわたる
「先ずは私の推理を聞いてください」
そう言うとみすみはDVDをおもむろに取り出し、テレビに映した。そこに映ったのはレイアースの1巻だった。
中略
「つまり、犯人はぬるっぱちにレイアースとレアアースを誤解させて殺したと、そういう事?」
助手のいいんちょがみすみ探偵に問いかける。お約束の合いの手だ。これにより円滑に推理が進む。
「そして、この床に落ちていた物は何か分かる? この粉は、涼宮ハルヒ エンドレスエイトを粉々に砕いた後
それ以外にもう一つ、別の粉が落ちていたの。これは、セリウム。研磨剤等に使われるものね」
「つまり、どういう事にゃ?」
ぬこがないた。
「ぬるは、レイアースを見ようとここに来たのに、あったのはレアアースだった。怒り狂ったぬるは、その自分の怒りを
沈めようとエンドレスエイトを見たのよ。しかし、その内容はあまりにもアレだったため、ぬるは怒り狂い、DVDを粉々に
砕いた。其の時、壁にぶつけたDVDが跳ね返り、鋭利な部分が彼の喉に刺さった。そういう事よ」
「つまり、犯人は……」
「火病かもしれないわね……」