10/11/03 13:50:45
平戸市の県立猶興館高校が、今月29日から予定していた中国・北京への修学旅行の
中止を決めた。尖閣諸島問題をめぐって中国各地で反日デモが起きていることが影響し、
参加希望者が少なくなったためという。
同校によると、2年生が4泊5日の日程で北京を訪れ、現地学生との交流などを予定
していた。旅行会社のキャンセル期限だった先月29日、2年生173人のうち参加希望者
が113人と少なく、1人あたりの旅費が県教委の規定額を超えたため、中止を決めた。
2月に国内で実施する方向で検討しているという。
同校の北京への修学旅行は今年で3回目で、生徒たちは中国について事前の学習を
重ね、交流する学校の生徒と手紙を交換していたという。松井裕次教頭は「ぜひ実施
したかったが、デモなどを受けて10月に2度、生徒と保護者に説明会を開いた結果だ」
と話している。来年度は再び北京へ行く予定だという。
県教委によると、猶興館高のほかに公立5高校と1中学校が12月以降に中国への
修学旅行を予定しており、現地情勢の調査を続けている。
一方、県は15~20日、友好関係にある福建省へ知事や県議会議長など約60人の
訪問団を派遣する。
ソース:朝日新聞
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