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ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問した問題で、菅直人首相は1日夜、首相官邸で記者団に
「今後のことはどういった形で対応するか検討していきたい」と述べ、日本政府として対抗措置を検討する可能性を示した。
これに対しロシアのラブロフ外相は1日の記者会見で「日本の反応は受け入れ難い。
ロシアの大統領がロシア領を訪れた(に過ぎない)」と反論。
河野雅治駐露大使は同日、ボロダフキン露外務次官を訪ね、国後島訪問は受け入れがたいと申し入れたが、
双方の主張はかみ合わなかった。ロシア外務省は同日夜、「日本の申し入れを完全に拒絶した」との声明を発表した。
日本側の対抗措置として具体的には河野大使の召還や一時帰国などが考えられるが、
現実には13、14両日に横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に
「抗議」以上の対抗措置をとるのは難しいとの見方が出ている。仙谷由人官房長官は1日午後の記者会見で
「北方四島訪問時の大統領の言動を踏まえて適切な対応を取っていこうということだ」と述べるにとどめた。
メドベージェフ大統領は1日、国後島の古釜布(ふるかまっぷ)(ユジノクリリスク)を約3時間半かけて視察後、
モスクワへの帰路についた。
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