10/10/26 22:10:05
10代女性がエイズに感染した事実を知っても、色々な男性と売春を行った事実が判明して衝撃を与えている中、
保健当局のエイズ患者管理の弱点が判明し物議を呼びそうだ。
釜山海雲台警察署は26日、後天性免疫不全症候群(AIDS)予防法違反の容疑でAさん(19)を不拘束立件し、Aさん
の携帯電話およびインターネットチャットの内訳を分析して、20人余りの男性がAさんと接触した事実を明らか
にし、これらの性関係事実可否を調査している。
警察は事件に先立ち、これら20人の中でAさんと性関係を持ったと話した3人の男性の不拘束立件を行い、Aさん
には警察で「お金が必要で彼らと性関係を持ったが、他の人はチャットだけ、もしくは電話で話しただけ」と
自供しており、実際の人数はこれより少ない可能性もある。
Aさんはエイズの感染事実を知った去る2月から、不安な思いから家出ををして友人の家やサウナなどを転々と
していた。8月までは性関係を行わなかったが、先月から旅館とサウナなどで過ごすお金が必要になり売春を
することになったと話している。
今回の事件で保健当局のエイズ患者管理に問題点が明らかになり、エイズ感染者が不特定多数と性関係をしても、
現在のシステムでは保健当局は全く把握できず、定期的な電話相談と面談の他には管理ができない状況が問題
となっている。
現在エイズ感染が確認されれば、該当の医療機関は直ちに感染者の住所地管轄の保健所に申告するように規定
されているが、保健所は他には特別管理する方法がなく、感染者が潜伏した状態で性的な接触を行ってもこれ
を遮断したり把握することはできないということだ。
これに対して警察関係者は「現行法上エイズ感染者に対して医療機関で一定期間の間、簡単な診療後管轄保健所
で住居事実だけ確認するだけで、エイズの媒介予防および管理対策が一度も行われず社会的な問題になっている」
と述べた。
一方、Aさんは知的障害2級だと判明し、警察はAさんが再度売春に行う可能性があるとして拘束令状を申請したが、
治療が必要だという裁判所の判断により保護者と保健所などが協議してAさんの治療方法を探している。
【釜山（プサン）=ニューシス】カン・ジェスン記者
ハンギョレ新聞社/NEWSIS（韓国語） 2010/10/26
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