10/10/24 00:02:03
学生らがインターネットで反日デモを呼びかけていた中国四川省の徳陽市で23日、記者(河崎)を含む日本人記者ら数人が
公安当局に身柄を拘束され、現場での取材活動を妨害された。中国各地での反日デモを押さえ込むと同時に、国内外、とりわけ
日本のメディアを警戒し、報道規制に躍起になっている現状を肌身で感じた。
記者は、現地時間正午(日本時間午後1時)すぎから約2時間にわたり屋内に閉じこめられ、その後、公安当局の車で徳陽市
郊外に運ばれ、市外に直ちに立ち去るよう命じられた。
記者が、デモ集合場所に指定されていた市中心部の文廟(びょう)広場の周囲を、ゆっくり歩きながら取材していると、公安職員を
名乗る男2人がパスポートの提示を求めてきた。新聞記者と分かると、直ちに取材を中止させ、車に押し込むようにして身柄を拘束した。
連行された先は、付近のホテルとみられる建物に臨時に開設したという公安当局の取調室だった。すでに日本の記者数人と欧米人
とみられるカメラマン1人がおり、全員パスポートや記者証を入念にチェックされて、外出を禁じられた。この間、携帯電話やパソコンの
使用などは禁じられなかった。
拘束した理由について、幹部とみられる公安職員は「日本人の安全を確保するための措置だ」と説明した。すぐに解放するよう交渉
したが、午後2時近くまで部屋に閉じこめられた。
その後、公安の小型バスに乗り込むよう指示され、車中から文廟広場を撮影することが許可された。デモが予告されていた午後2時
ちょうどに広場前を通過し、公安職員は、厳重な警戒態勢が敷かれ、学生らの姿は見えないことを強調した。市内の大学の周囲も走り
「学生らの間に異常は何も起こっていない」と説明し、「徳陽では何もなかった」と報道するよう記者らへの説得を試みた。
それから30分もたたずして、約100人の若者が、「祖国は皆の声が必要だ」などと書かれた赤い横断幕を掲げ、行進を始めたのだった。
ソース(MSN産経ニュース)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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写真=反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた
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写真=反日デモが呼びかけられた文廟広場わきで、入り口に「日本人と犬の立ち入り禁止、日本製品ボイコット」などと書かれた看板を掲げた店
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