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従軍慰安婦問題:「日本政府は謝罪を」 元「慰安婦」吉さん訴え /京都
旧日本軍の従軍慰安婦として働かされた体験を持つ韓国人女性、吉元玉(キルウォノク)さん(81)
の証言を聞く会が、長岡京市天神4の市立中央公民館で開かれた。
吉さんは11歳だった1940年から旧日本軍の「慰安所」で兵士の相手をさせられ、
病気のため妊娠できなくなったという。日本の敗戦後に解放されたが、南北分断で故郷に戻れず、
飲食店などで働き暮らしてきた。吉さんは「再び私たちのような者が生み出されないよう
日本政府には謝罪してほしい。残された人生はわずか。力を貸してください」と訴えた。
続いて、被害女性を支援する韓国の「挺身(ていしん)隊問題対策協議会」の
尹美香(ユンミヒャン)常任代表が活動を紹介した。90年に設立された同会は、
被害女性を放置した韓国政府も追及。尹さんは「加害者がのさばり、被害者が隠れて暮らす
状況が続いてきたが、今年は日本が朝鮮を植民地にした併合から100年の節目。
8月15日に日本の首相が何を発信するか注視している」と話した。【中野彩子】
毎日新聞 2010年5月23日 地方版
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