10/10/22 20:54:31
中国、海洋調査を通報 東シナ海のガス田周辺
中国政府が東シナ海のガス田周辺での海洋調査の実施を通報してきたことが分かった。
複数の政府高官が21日明らかにした。設定した調査海域は、日本が主張する排他的経済水域
(EEZ)の境界線「日中中間線」をまたいだ日本側にも及んでおり、9月におきた沖縄・尖閣諸島沖の
中国漁船衝突事件をめぐる揺さぶりの一環とみられる。
通報は日中間で平成13年に取り決めた海洋調査の「相互事前通報」制度に基づく。
漁船衝突事件後は初めて。中国側には調査を進めることで日中の主張が対立する海域での
海洋権益確保に向け既成事実化を図る狙いもあるとみられる。合意に反する資源探査や、
海底の地形など潜水艦航行に利用できるデータ収集を行うことも懸念される。
中間線を越えて相手国のEEZ内で調査する場合、2カ月前までに通報することになっている。
中国側は調査海域として、9月に掘削用ドリルを搬入した「白(しら)樺(かば)」(中国名・春(しゅん)暁(ぎょう))
をはじめガス田一帯を広範囲に設定。国家海洋局の海洋調査船「海監」を派遣するとみられる。
海洋調査で認められているのは海水採取などの「科学的調査」に限られる。国連海洋法条約では
「資源探査」は沿岸国の排他的な権利としており、中国は日本のEEZ内で資源探査はできない。
ただ、把握するのは困難で、通報した海域外で調査を行っても取り締まる法制度が不備であることも
問題視されている。
海洋調査船をめぐっては5月と9月に「海監51」が日本のEEZ内で活動中の海上保安庁の測量船に接近し、
調査中止を要求した。
日本が中国側のEEZで調査したのは1度だけなのに対し、中国は18年以降、67隻が日本のEEZ内で活動した。
事前通報がない調査も10件確認されている。
MSN産経ニュース 2010.10.22 01:28
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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