10/10/21 21:24:17
★『両親も“人質”に』 劉氏の妻、友人に伝える
【北京＝朝田憲祐】今年のノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、
劉暁波氏（５４）の妻で、自宅軟禁されている劉霞さん（４９）が二十日、
「両親ら親類全員が当局の“人質”になった。
彼らの安全のため、しばらく行方不明になります」と親しい友人に明かしたことが分かった。
劉霞さんの短文投稿サイト「ツイッター」への書き込みは、十六日を最後にほとんど更新されていない。
関係者によると、劉霞さんは「行方不明になる」との表現で、しばらく書き込みを断念することを伝えたとみられる。
劉霞さんは十六日の書き込みで、あたかも自由に買い物をしているかのような
やらせ写真を当局に撮られたことを暴露。警察官に「妻への誕生日プレゼントを一緒に買いに行って」と誘われ、
ショッピングセンターに行ったところ、あちこちから不審な人物に写真を撮られたとして「わなにはまった」と
当局を批判した。
関係者によると、当局はその後、劉霞さんの親類への嫌がらせを強化。
これに対し、親類の一人は「彼女に『雪は黒い』と言わせようとしても無駄だ。真実は真実だ」
と反論したという。
しかし、劉霞さんは、高齢の両親らに対する当局の圧力が高まり、
精神的、肉体的にまいってしまうことを懸念。
親しい友人に「これ以上、外に向かって話せない。沈黙するしかない」と明かした。
一方、劉霞さんのパソコンは十七日以降、画面が閉じられなくなるなど不具合が生じているという。
ソース 東京新聞 2010年10月21日 朝刊
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