10/10/21 19:00:35
★鳩山前首相:ベトナム首相に原発売り込みで直談判-22日から訪問
鳩山由紀夫前首相がベトナムに日本の原子力発電所などを売り込みへ―。
22日から5日間の日程で訪問し、グエン・タン・ズン首相と会談し日本のインフラ技術を
首相時代に培った関係を生かして「トップセールス」する。鳩山事務所の関係者が明らかにした。
主な目的は東京電力が中心となって進めているベトナム原発2期工事の受注。
1期工事はロシアが受注しており、官民一体となって日本が巻き返しを図る中で、
前首相の鳩山氏も一肌脱ぐ。
ベトナムでは2030年までに国内に14基の原発建設を予定する基本方針を打ち出し、
まず2カ所に原発2基ずつを建設する計画。
関係者によると、鳩山氏は現地では、ズン首相のほか他の主要閣僚とも会談し、
原発のほか高速鉄道などのインフラ技術を売り込む。
シェア95%を占め、中国が資源外交の手段として使っているレアアース(希土類)についても話し合う予定。
この際に中山義活経済産業相政務官や松本剛明外務副大臣が同席する。
22日には海外に原発を売り込むことを目的に電力9社、
東芝、日立製作所、三菱重工業で構成される「国際原子力開発」が正式に発足する。
昨年12月にはアラブ首長国連邦(UAE)での原発受注で韓国に敗れるなど劣勢が続いている。
鳩山氏は首相だった4月、ズン首相から原子力発電所建設事業8基のうち2基について
日本の技術を考慮して真剣に検討を進めるとの親書を受け取っていた。
これを踏まえて、ズン首相の意向を確かめ受注に向けて前進したいところだ。
ソース ブルームバーグ 2010/10/21 18:10
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)