【国際】ジョセフ・ナイ氏…「中国の力を過大評価してはならない。中国で怖いのは経済成長でなく、格差や汚職などの不安定さだ」[10/21]at NEWS4PLUS
【国際】ジョセフ・ナイ氏…「中国の力を過大評価してはならない。中国で怖いのは経済成長でなく、格差や汚職などの不安定さだ」[10/21] - 暇つぶし2ch1:諸君、私はニュースが好きだφφ ★
10/10/21 13:05:22
 来日中の米ハーバード大学のジョセフ・ナイ特別功労教授(73)は20日、東京都内2カ所で講演した。慶応大学では「中国、
アメリカ、そして日本」、日本国際問題研究所主催の講演会では「アメリカのパワーを見通す」と題して登壇。「米国は衰退して
いない。中国の力を過大評価してはならない」などと述べた。発言要旨は次の通り。

 ◆日本外交、中国が最重要課題(慶大での講演)

 日本外交が今世紀に直面する最重要課題は中国の台頭だ。歴史を顧みると、新勢力の台頭は混迷や不安を伴い、時に武力
衝突も引き起こす。

 だが中国の力を過大評価してはならない。20~30年後に経済規模が米国と並んだとしても国民1人当たりの収入は米国が
格段に高いままだ。軍事力も遠く及ばない。

 怖いのは中国の急速な経済成長でなく、格差や汚職、政治体制など社会の不安定な部分だとの指摘もある。指導者が共産
主義の衰退を愛国主義で補おうとすれば、不安定な外交につながる。

 日本では「米国は日本を捨てて中国と組むのではないか」と不安を抱く人がいた。私は2つの理由でこれを否定する。日本は米国
の脅威ではないし、民主主義国家だ。中国は両方の意味で逆だ。

 日本で唯一、不安なのは若者が内向きになっていることだ。日本の生活はどこより心地よいが、異文化の中で暮らして学んでほしい。

      ◇

 ◆在日米軍は究極の保証(日本国際問題研究所主催の講演会)

 金融危機で経済が減速したとはいえ、米国の力は衰退していない。2050年になっても現在の人口規模を維持できる先進国は
米国だけだ。

 21世紀におけるパワー(力)の源泉は軍事力などハードパワーではなく、連携やネットワークの力だ。日米はサイバーテロ対策や
環境分野で連携の余地が大きい。在日米軍の存在は日米安全保障条約の「究極の保証」といえる。日本が他国から攻撃を
受けた際に米兵が命を落とせば、米国は自国への攻撃と見なし、対応するからだ。

 中国は世界中に中国語教育機関「孔子学院」を開設するなどソフトパワー拡大に努めているが、尖閣諸島の問題やノーベル
平和賞受賞者の劉暁波氏の拘束でその取り組みを台無しにしている。

ソース(日本経済新聞)
URLリンク(www.nikkei.com)
写真=都内で講演するハーバード大のナイ教授
URLリンク(www.nikkei.com)


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