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【日韓】歴史解釈の変化探る~韓国併合百年シンポに参加して 明治学院大・四方田犬彦教授[10/13] - 暇つぶし2ch1:ピアノを弾く大酋長φ ★
10/10/13 23:04:22
歴史解釈の変化探る
韓国併合百年シンポに参加して 四方田犬彦

 一九一〇年に当時の大日本帝国が大韓帝国を併合してから、今年で百年。菅直人首相は過去の
植民地支配について公式に謝罪したが、日本国内では朝鮮学校が高校授業料無料化の対象から
除外されているなど、在日韓国・朝鮮人に対する差別的姿勢は改められていない。こうした中で全南
大学日本文化研究センターが今月一日、国際交流基金の助成により「東アジアから見た韓日関係」
という共同討議を行った。基調講演者の立場から、討議の模様を報告したい。

 まず韓国側から林采完(イム・チェワン)氏が、在日韓国人の実態について発表。彼らが日本社会
に貢献しているにもかかわらず、参政権で著しい制限を受けていることを指摘した。

 続いて国際日本文化研究センターに所属する劉建輝氏(中国人)が、十九世紀のロシア、清、朝鮮
の三国の国境線がいかに不確定で流動的であったかを実証的に示し、厳密なる国境とはたかだか
近代の一時的な発明にすぎず、二十一世紀の東アジアは土地の領有を越えた価値観を共有するべ
きだと説いた。講演では、係争のさなかにある竹島(韓国名・独島)や、尖閣諸島の帰属問題に直接
の言及はなかったが、氏の主張には大きな意味が感じられた。

 日本側からのもう一人の参加者である小倉紀蔵氏(京都大)は、中国との関係において日本と韓国
が対照的な自己像を定立してきたことを、朝鮮朱子学の歴史を踏まえて語った。統一新羅以来、韓国
は中国文明を普遍性の源泉と見なし、中国との距離の近さをみずからの正統性の証しと見なしてきた。
それに対し日本は、本居宣長の「唐意」(からごころ)排斥に顕著なように、中国からできるだけ遠ざか
ることで自国の文化の独自性を誇りとしてきた。日韓相互の認識のズレは、この相反するヴェクトルを
見据えないかぎり、解決できないであろう。

 小倉氏のこうした立論に対し、三十年前に光州で生じた民主化闘争に加わり、その後ドイツ哲学を
専攻した金上奉(キム・サンボン)氏が、きわめて多層的な構造をもつ韓国的エトスを朱子学だけで代
表させるのは単純すぎはしないかと反論した。氏は同時に、現在にいたるまで韓国の体制は戦時中
の日本の体制の延長線上にある、と状況批判を展開した。小倉氏がそれに再反論し、シンポジウム
の場には緊張感が溢(あふ)れた。
(>>2以降につづく)

ソース:中日新聞 2010年10月13日 夕刊8面(紙ソース)

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