10/10/13 15:18:18
売春や強姦(ごうかん)、賄賂の授受などの罪を犯し、罷免・解任された警察官の3人に1人が復職している
ことが分かった。
警察庁が12日に国会行政安全委員会の趙承洙(チョ・スンス)議員(進歩新党)に提出した資料「懲戒警察
公務員再任用の現況」によると、2006年から今年8月まで、各種不正行為や犯罪で罷免・解任された警察官927人
のうち、296人(31.9%)が復職していることが確認された。
復職警察官の数は2006年に51人だったのが、07年41人、08年79人、09年108人と増加傾向にある。今年は8月まで
に17人が復職している。類型別では規則違反が82件と最も多く、以下、飲酒運転や飲酒トラブル76件、賄賂など
金品授受46件、警察官の品位を貶める行為45件の順だった。強姦や売春、不健全な異性交際は11件に達した。
仁川K警察署の刑事課所属の警視3人と警部2人は会食の後、近隣のモーテルで買春を行ったことが発覚し、
昨年6月に罷免処分となったが、検挙の実績が多いという理由で復職し、現在ソウルと京畿道の警察庁に勤務
していることが分かった。
喫茶店の女性店員に性的暴行を加え罷免された大邱D警察署の警部補は、被害者との示談が成立したという理由
で復職し、慶尚北道地域の派出所に勤務している。捜査費の名目で300万ウォン(約22万円)を要求し罷免
された警官、事件の便宜を図った見返りに200万ウォン(約14万円)を受け取り解任された警官も復職していた。
警察官は罷免・解任されても、訴請審査制度を通じて復職が可能だ。趙議員は「不当な人事上の処分を救済する
目的で設けられた訴請審査制度が不正行為や犯罪を犯した警察官の復職に悪用されている。訴請審査の結果を
公開するなど、制度的な補完が急がれる」と指摘した。
チェ・ソンジン記者
朝鮮日報 2010/10/13
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