10/10/08 11:56:00 BE:1830519296-PLT(15000)
記事入力 : 2010/10/08 11:11:15
連続主婦暴行犯に異例の死刑判決 ／驪州
全国で24回にわたり主婦に性的暴行を加えたり、金品を奪ったりしたとして起訴された男（44）に対し、
水原地裁驪州支部は7日までに、検察の求刑通り死刑を言い渡した。
また、同支部は被告が服役中に減刑される可能性があることを踏まえ、20年間の位置追跡装置装着を命じた。
殺人犯以外に死刑が言い渡されるのは珍しい。
判決は「被害者の子供がすぐそばで、あるいは家の中で泣いているその場で、被告人に金品を奪われ、
性的暴行を受けた被害者の精神的ショックや恐怖は想像できないほどだったはずだ。
被告は人間が持つべき最低限の尊厳までも奪い去り、人が最後の拠り所とすべき家庭までも破壊した」と指摘した。
判決はまた、「被告の犯行は、社会が容認し難く、極度に残忍かつ卑劣な犯行だ。
今後も更生の可能性はないと思われ、社会に復帰すれば、さらに残酷な犯罪を犯す恐れがある点を考慮し、
極刑が避けられない」と死刑の理由を説明した。
裁判所によると、被告は1987年に強盗強姦（ごうかん）罪で懲役15年の判決を受け、2001年4月に仮釈放された後、
1年半後の02年11月、京畿道平沢市の民家に押し入り、凶器で主婦を脅し、性的暴行を加えた後、
現金27万ウォン（約2万円）を奪った。
被告はその後、ソウル市、忠清北道清州市、大邱市、全羅北道全州市などで隣人や水道検針員を装い民家に侵入。
主婦を凶器で脅し、強盗、暴行に及ぶなど、約3年で24回にわたり犯行を繰り返した。
被告は覚せい剤を使用した状態で、白昼に主婦が一人か親子でいる家を狙い、犯行に及んでいた。
被告は逮捕状が発行され、テレビで手配写真が公開されると、二重まぶたにする整形手術やしわ治療用の
注射を受けるなどして、警察の追跡を逃れていた。
しかし昨年7月、忠清北道清原郡で乗用車を運転中、オートバイの運転者をひき逃げしたことから行方が判明し、
今年4月に逮捕されていた。
法務部によると、現在死刑が確定している59人は、全員が殺人罪による死刑囚だという。
過去には死刑が実際に執行されていた当時の1992年、強盗・婦女暴行の常習犯二人に死刑が執行されたのをはじめ、
殺人犯ではない強盗・婦女暴行犯に死刑が言い渡されるケースがまれにあった。
驪州（京畿道）＝孫章薫（ソン・ジャンフン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)