10/10/08 06:53:09
板橋資産家殺人 日中強盗団犯行か 仲間関与示唆の上申書
東京都板橋区で昨年5月、不動産賃貸業、瀬田英一さん=当時(74)=夫婦が自宅で殺害、放火された事件で、
警視庁板橋署捜査本部が日中混成強盗団の犯行とみて捜査していることが7日、捜査関係者への取材で分かった。
強盗団メンバーの男が仲間の関与を示唆する上申書を提出しており、捜査本部は全容解明に向け、
別の強盗事件などで逮捕している指示役や実行役とみられるメンバー十数人について調べを進める。
強盗団は30代の中国出身の男をリーダーとして、暴力団関係者や中国出身で帰化した日本人、
中国人メンバーらで構成。リーダーの男が瀬田さん夫婦殺害の主犯格とみられ、
日本人と中国人数人が実行役とみられている。
捜査関係者によると、上申書の男は事件前にリーダーの男から「資産家の夫婦の寝込みを襲う。
数千万円はある」と聞かされた。さらに事件数カ月後にも、リーダーの男がメンバーの男ら数人と
都内のファミリーレストランに集まった際に、実行役とされる男を名指しして「(男が)刺した」と話したという。
捜査本部はこれまでに、グループが起こした別の窃盗や強盗事件で十数人を逮捕。
捜査関係者によると、グループはリーダー格の数人を中心に、事件ごとに仲間に声をかけて実行し、
分け前を分配していたとみられる。
捜査本部では大阪府警に別事件で逮捕された男が、「強盗団のメンバーから瀬田さん宅の強盗に誘われた」
と供述したことから強盗団周辺を捜査。現場に中国人が集まる池袋のスナックのライターが落ちていたことから、
犯行に中国人が関与した疑いがあるとみていた。
捜査関係者によると、瀬田さん夫婦は多額の現金と土地を所有する資産家として知られていた。
自宅内には数千万円が手つかずのまま残されていたが、瀬田さんが倒れていた離れの和室にあった
家具の引き出しが開いた状態だったほか、金属製のキャビネットの扉がこじ開けられ、
物色された形跡があった。
◇
板橋資産家夫婦殺人放火事件 平成21年5月25日午前0時半ごろ、東京都板橋区弥生町の
不動産賃貸業、瀬田英一さん方から出火、母屋や蔵など3棟が焼け、焼け跡から英一さんと
妻の千枝子さん=当時(69)=の遺体が見つかった。2人は頭を鈍器のようなもので複数回殴られ、
胸や腹を刃物で刺されていた。現場の状況から、犯人は自宅にいた英一さんを襲い、
帰宅した千枝子さんを殺害した後に放火したとみられる。
MSN産経ニュース 2010.10.8 02:00
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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