10/09/25 20:43:47
- 姜尚中氏「韓国と本県で地域間交流を」 長崎国際大10周年で講演 -
日韓交流の活性化への期待などを語った姜尚中氏=ハウステンボスジェイアール全日空ホテル
URLリンク(www.nagasaki-np.co.jp)
政治学者の姜尚中(カンサンジュン)氏(60)の「日韓協力と九州の未来」と題する講演会が21日、
佐世保市ハウステンボス町のハウステンボスジェイアール全日空ホテルであり、姜氏は「日韓の緊密
な関係は不可逆的に進む。地域と地域、人と人の交流が重要になる」と述べた。
東京大大学院情報学環・学際情報学府教授の姜氏は熊本市出身の在日2世。長崎国際大が創立
10周年記念事業の一環で招き、市民約千人が聴講した。
姜氏は日韓両国が経済成長や格差拡大などで同じような歴史を歩んでいるとして「両国は共通の
価値観を持ち得る。韓国は領土問題などはあるにせよ、対立することのデメリットも考えるようになった」
と指摘。「東アジアの国々の関係は複雑で、ナショナリズムの縛りも強いが、日韓の活発な貿易や市民
の交流などは、新たなモデルになるだろう」と語った。
さらに「国という単位はグローバルで考えるには小さすぎ、ローカルで考えるには大きすぎる」と述べ、
本県や九州の地理的優位性を生かした、地域間交流の活発化への期待感を示した。具体策として
「韓国人観光客が多い対馬市に日本語と韓国語を学べる中高一貫校をつくったり、両国の地方の大学間
で単位互換を促進してはどうか」と提案した。
ソース : 長崎新聞
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