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【中国人船長釈放】激化する中国ネット世論 武力行使肯定も
2010.9.24 20:14
【北京=川越一】沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域で日本の巡視船との衝突事件を起こした
中国漁船の船長の釈放が決まった。
中国外務省報道官の抑制した談話とは対照的に、中国の世論をリードするインターネット利用者は“勝利
”に快哉(かいさい)を送り、対日強硬姿勢をより激化させている。
中国のポータルサイト、「捜狐ネット」などの掲示板には、船長釈放が速報されると、数百件の書き込みが殺到した。
「日本は弱い者をいじめ強い者を恐れることを事実が証明した」
「歴史を見れば日本に対して取る道は一つしかない。大和民族を滅ぼせ!」
「英雄(船長)に敬意を表する! 打倒日本帝国主義」
「断固として日本に打撃を加えよ!」-。
釈放で事態が収拾されるとは考えておらず、今後は日本政府に損害賠償と公式の謝罪を求めるよう主張。
国際法廷に日本の“違法拘禁”を訴えるなど、尖閣諸島の領有権をめぐり攻勢をかけることを求めている。
中国側が一方的に延期を決めた東シナ海のガス田「白樺」(中国名・春暁)の共同開発交渉についても、
「弱腰」にならないよう要求。
「自分が中国の指導者ならば、とっくに派兵し日本列島を制圧している」など、武力行使を肯定する意見も少なくない。
一見、ネット利用者に理性的な行動を求める書き込みも、
「まずは法、そして兵。法律の原理ではわれわれが必ず勝つ。そうすることで最後に軍事行動を取った場合でも、
道義上も正義の軍となり、国際社会の同意と同情を得られる」と過激さがにじんでいる。
河北省石家荘市の軍事管理区で違法に撮影したとして、邦人4人を拘束したことなどが釈放につながったとの
見方もある。
日本製品不買を呼びかける声も止まない。
中国政府の強硬姿勢にあおられ、火がついてしまった反日感情が沈静化するには時間を要しそうだ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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