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記事入力 : 2010/09/24 15:03:31
韓国軍：脱北者・兵役免除者の予備軍編入を検討
国防部が予備軍強化案
国防部が、脱北者や兵役免除者の中から予備軍の助けになり得る志願者などを予備軍に編入し、
大学生らの予備軍訓練を現行の8時間から2泊3日に増やす案を積極的に検討しているという。
軍服務期間の短縮や人的資源の減少で常備軍の弱体化が懸念されているのに伴い、これを補強するため、
予備軍を強化しようというわけだ。
韓国政府の消息筋は23日、「これまで予備軍に含めていなかった脱北者と兵役免除者のうち、
志願者を予備軍に編入する案を多角的に考慮している」と語った。
兵役義務がない脱北者を予備軍に編入しようというのは、北朝鮮の急変などで突如統一がなされた場合、
北朝鮮地域で安定化（治安維持）作戦を展開するに当たって役に立つからだ。
韓国政府の関係者は、「脱北者が北朝鮮内での安定化作戦を遂行する際、民間人の身分でやるのと、
予備軍として編成され、軍の一員として活動するのとでは、レベルが異なることがあり得る」と語った。
国防部は2020年までに、有事の際に北朝鮮で治安維持作戦を行う動員師団10個を作る計画だ。
また国防部は今年4月、脱北者の予備軍編入案などに関する研究を民間の研究所に委託しており、
今月末には報告を受ける予定だ。しかし、脱北者の予備軍編入案に対しては、北朝鮮の「偽装脱北・帰順者」が
韓国軍に侵入する可能性などを懸念し、反対する意見も根強いという。
一方で国防部は、予備軍の精鋭化のため、除隊したばかりの大学生の予備軍訓練についても、
現行の8時間から2泊3日の「動員訓練」に拡大する案を検討している。
大学生の場合、これまでは学習権の保障という観点から、年間8時間の郷防基本訓練だけを受けていたが、
大学生以外の予備軍との公平性の問題が提起されていた。韓国軍の関係者は、
「人口の減少により、除隊して間もない優秀な予備軍が減っている状況で、訓練期間の延長は避けられない」と語った。
これと共に、消息筋が語ったところによると、国防部は各軍の必要に応じ、兵役免除者も予備軍に
編入する案も検討しているという。
兵役免除の判定を受けた障害者でも、コンピューターや通信の面で優れている人物を予備軍に編入できるように
しようというわけだ。この場合、オリンピックで金メダルを取って兵役を免除された射撃の選手なども予備軍に編入し、
スナイパーとして活用できる。
また国防部は、現在は動員訓練で5000ウォン（約368円）、郷防訓練で9000ウォン（約663円）となっている
予備軍訓練補償費について、来年から2020年にかけて段階的に引き上げ、8－10万ウォン（約5894－7368円）とし、
さらに戦時に前方の主要部隊に動員される予備軍を「核心動員予備軍」に選定、補償を大幅に強化するなどと
いった集中管理案も推進することとした。
ユ・ヨンウォン記者
趙儀俊（チョ・ウィジュン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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