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■防衛省、陸自1万3千人増検討 新防衛大綱で調整難航も
防衛省が流動化する東アジアの安全保障情勢や国際テロ、災害への対処能力を向上
させるとして、陸上自衛隊の定員を現在の15万5千人から16万8千人へ1万3千人
増やす方向で調整していることが分かった。複数の防衛省、自衛隊関係者が19日、
明らかにした。年末に策定する新たな「防衛計画の大綱」に盛り込みたい考えで、来年
度から増員すれば1972年度以来、38年ぶりの規模拡大となる。
定員増は陸上幕僚監部の強い意向を踏まえ、防衛省内局で検討。陸幕は日本近海
での中国海軍の動きの活発化に伴い、中国沿岸から距離的に近い南西諸島での島しょ
防衛強化が特に必要と説明。天然ガスなど東シナ海の資源獲得をめぐる日中摩擦も
生じており、政府、与党の理解が得やすいと判断したようだ。
具体的には、中国が領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)への対応を視野に、
防衛態勢が手薄とされる同県の宮古島以西への部隊配備を検討。沖縄本島の陸自
部隊は現在約2千人だが、これを2020年までに南西諸島を含めて2万人規模とする
構想も浮上している。
▽ソース:共同通信 (2010/09/20 16:42)
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