10/09/18 06:08:30
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ “民族の力量”
北朝鮮が南北離散家族再会を“再開”させるという。赤十字を通じての話で1年ぶりだ。
いつものように、しばらく知らん顔をしていて突然、提案してくる。
韓国世論は「見返りに食糧支援などを期待してのことではないか」などその意図を疑っている。
離散家族とは、北朝鮮の共産化や朝鮮戦争、南北分断などにより、南北間で離れ離れに
なった人たちをいう。北の体制を嫌っての難民的な南への脱出や、南から北への連行など
離散のかたちはさまざまだ。戦争からすでに60年だからほとんどは高齢者である。
総数は双方合わせ数百万人といわれ、時折、北朝鮮の辺地である金剛山で数百人ずつの
“再会イベント”が行われる。韓国側は人道問題として常時、手紙交換や相互訪問などが
できるよう主張し続けているが、北朝鮮は応じない。
韓国側で赤十字に再会を申請している人は約8万3千人。今後、毎年千人ずつ再会しても80年かかる計算だ。
統一前のドイツでは東西間で常時、手紙や贈り物交換、相互訪問が行われたという。
1975年のサイゴン陥落後に統一したベトナムでは難民として脱出した人たちの祖国訪問を認めているという。
東ドイツやベトナムができたことが北朝鮮はやれない。“民族の力量”という言葉を思い出す。(黒田勝弘)
MSN産経ニュース 2010.9.18 03:00
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
関連スレ
【朝鮮半島】北朝鮮の赤十字会、韓国に離散家族接触提案[09/11]
スレリンク(news4plus板)